こんにちは。
真夏の暑さも大分和らぎ、トンボの姿に初秋を感じるこの頃です。

先日の、生徒さんとのレッスンの一コマ。
短い可愛らしい小品「ひまわり」という曲を、とても上手に弾いて、無事レッスンを終えました。

ところで最近、どちらのお宅のお庭の前を歩いていても、ヒマワリが咲いていないわよね、という話をしたら、生徒さん曰く「雨が多いからかな?」とのこと。
たしかに今年の夏はこちらも雨降りばかりです。
なるほど、ヒマワリはお日様の象徴。曇りや雨では咲かないのかもしれませんね。

レッスン後、しばらくヒマワリのことを考えていました。
私にとってヒマワリには、映画の名作「ひまわり」がどうしても結び付きます。

ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニが扮する若い夫婦が、戦争によって引き裂かれてしまう、あまりにも悲しい物語です。今なお、世界で争いが絶えないからこそ、この作品が訴えかけるメッセージは、切なく心に響きます。

この映画では、ひまわりは慰霊の象徴として描かれています。
戦争の悲惨さを描いた映画は数多くありますが、この映画は秀逸、代表的な傑作だと思います。

イタリア映画。ヴィットリオ・デ・シーカ監督。音楽はヘンリー・マンシーニ作曲。

切なく胸が締め付けられるような、素晴らしい曲です。
ご存知の方も多いと思いますが、もしまだご覧になっていない方、特に若い方々には尚更ぜひ一度、観て聴いていただきたい一本です。

1曲の音楽や1本の映画が、日常の景色を少し違った深みで見せてくれる――。

そんな体験を、これからも生徒さんたちと分かち合っていけたら、と思っています。

ひまわり